【よもやまVOICE】NO3.その1~交通事故に遭ったとき、どうなるのか~

一寸先は 闇  ・・・ ではありません。 わずかな心構えで幸せな気持ちになれる。( 身近な 危険への対処を考える )

その1    ファイナンシャルプランナー 上松裕幸

毎日、毎日の生活、平穏が一番ですね。

いつものように、朝起きて一日を平穏に過ごして、次の日に備える。

そんな、毎日の生活に突然、普段と違うことが起こったら、それも、あまり良くないことが起こったらどう対処しますか?

例えば、

普段自動車を運転して通勤されている方、朝自宅を出るのがいつもより少し遅れて焦って家を飛び出し、ちょっとした不注意で交通事故にあってしまった。そんな時の備えできてますでしょうか。

よほど、慣れた方(交通事故の対処になれている方はそう多くはいません。)は別にして、多くの方は交通事故に遭遇するとあわてます。まして、自分が交通事故の当事者になり、自分の車が壊れてしまい、相手の車も壊れたしまった場合、どのように対処すればよいのでしょう。大概は、取れ逢えず目の前の事故の処理をどうするかに目が奪われます。そして、そのあと修理費用はどうしよう、相手の修理費用は払わなければいけないのかな?今回の事故、自分なりに考えたって、自分は悪くないし、自分の車の修理費用相手が出してくれるのかな、なんていろいろ考えますよね。 (それより、通勤途中だから、会社に到着が遅れて迷惑かけるなんて、とも考えますね)

そんな、普段の生活では通常ありえない場合の対処について、リスクマネージメントという観点から考えます。

今の生活で、多くの方は、車なしには生活できないようになっています。自家用車は勿論、公共交通機関の主力はバスやタクシーなどの車です。宅急便の荷物や、毎日食べる食品などを運んでくれるのはトラックという車です。 これだけ車が私たちの生活になくてはならない存在となり、町に多く走っている状況ですから、車同士の事故は、毎日のように起こっています。

私は保険の代理店をやっていますので、多くのお客様から、交通事故の相談をいただきます。その中で多くのお客様がお困りになるのは、自動車同士の交通事故で、お互いに怪我がない 【 物損事故 】と言われる事故形態です。

それはなぜかと言いますと、 物損事故ですと、交通事故の当事者の車は、お互いの車とも壊れます。そして修理費用がかかります。交通事故の場合の車の修理は、大概板金修理となりますので、修理代金も費用がかさみます。 そのために保険をかけている、と言われるかもしれませんが、最近はこの保険の使い方も変わってきました。

まず、物損事故の対処が面倒なことになる多くの理由は、交通事故の当事者は大概の場合は、それぞれ当事者は、自分は悪くないと考えられているからです。

しかし、交通事故というのは、車同士がお互いに走行していて、運転手のなんらかの不注意により起こるのです。そうするとその事故の原因は、車の運転手のなんらかの不注意(これを法律用語で過失と表現します)があったから起こっています。

そしてこの不注意、つまり法律用語で過失というのですが、この過失がこの後の対処に対して重要になってきます。

交通事故当事者の車が壊れた場合、自分の車や、相手の車の修理代金を、どちらの当事者がどれだけ払うのかというのは、この事故の原因となった過失が、それぞれの当事者にどれだけあったのかということから、決まります。

通常は、事故の当事者の車がお互いに動いていた状態で、交通事故が発生した場合には必ずお互いの当事者それぞれに、この過失があります(まれにですが、停止している車に動いている車が追突した場合に、停止している車の側にも過失が出る場合はあります)。

簡単な例ですが、信号機のある交差点に信号が青で直進したら、反対車線の車が突然右折してきて、自分の車に追突した場合、この場合、自分は直進で優先だから相手が全面的に悪いと思われます。しかし、この場合は、直進していた自分も、相手にも過失はあります( 基本的は割合ですが、右折してきた相手は 8割、 直進していた自分は 2割 、という過失割合になります)

そうするとどういうことになるかというと

自分の車の修理費用が  10万円

相手の車の修理費用が  10万円

自分の過失割合が   2割

相手の過失割合が   8割

とした場合には、相手から支払ってもらえる自分の車の修理費用は 8万円です、残りの2万円は自腹です。

更に、相手の修理費用のうち、2万円を相手に支払う必要があります。

相手がぶつかってきたのに、なんで自分の修理費用のうち、2万円を自腹で払い、さらに相手の修理費用2万円を払うの、そんなことある、なんて思ってしまいませんか。

こんな話を聞かされると、 一寸先は闇だ なんて考えてしましますか?

そんなことはありません、ちょっとした普段の心構えで、この一寸先は闇を変えられます。

ちょっと、長くなってしました。

今回はここまでにします。次回は今回の問題に対して、どうしたら一寸先は闇を変えられるかを考えます。