【よもやまVOICE】NO3.その3 ~交通事故にあったら~

【よもやまVOICE】

前回からの続き

・・・ここで一つの解決方法があります。

まず車の修理代金ですが、これは

車両保険

という契約を自動車保険につけておくことで、解決できます。

なぜかというと、お互いの過失割合にかかわらず、自分の車の修理代金を保険会社が全額支払ってくれるので、自分の持ち出しはありません。また、相手の車の修理代金も、通常の自動車保険ではついている、対物賠償という保険で保険会社が支払ってくれますので、自分で支払うことはありません。

ただ、上記のような保険を使用して事故の賠償を行うのであれば、相手ともめることも少なくなります。

しかし、実際にはもめます。

なぜかというと、近年の自動車保険は、交通事故により自分が契約している自動車保険を使うと、翌年以降の保険料が、高くなります。

自動車保険は通常は、1年間事故がなくて保険による支払いがないと翌年以降は、年々保険料が安くなる仕組みです。しかし、交通事故により保険会社から支払いをしてもらうと、次年度以降の保険料が上がるという仕組みになっているのです。

そんな仕組みですから、交通事故の際に、自分が悪くないのに、自分の契約する自動車保険をつかうのはどうかと、躊躇されるのです。その結果示談交渉が長引く場合もあります。

そうすると、保険会社同士の交渉ではらちが明かなくなる、そうすると、どうなるか?

法律専門家に依頼するしかなくなります。このような示談交渉は、資格を持った者以外のものが報酬をもらって交渉することはできません。

そこで弁護士を依頼するということになります。

すこし大げさに書いてきました。弁護士に依頼して自動車事故の処理をするなんて、そんなことないよ、なんて思われる方もおられるかもしれません。

しかし、実際に日々交通事故は毎日のように発生しています。そのために、自動車保険に入っているから保険会社に任せればよいなどと安易に考えられて、相手が困ってしまうなどということも実際に発生しています。

こんな書き方をしていると、自動車保険に入っていても役に立たないという風にとられる方もおられるかもしれません。そういうことをお話したいのではないのです。

実は、上記のような事例は、自動車保険に入っているけど、本当は有用なんだけど、保険料が高くなるのでつけていない契約がある場合のことを前提にお話ししています。

上記の例でいえば

自分の車の修理代金を保険で支払ってくれる、車両保険

示談交渉がうまくいかず、法律専門家である弁護士に依頼する費用を支払ってくれる、弁護士特約

という種類の保険にはいっていれば、ある程度は対応可能です。

このように、加入される保険の種類によって対応可能な場面が変わります。

今回お話ししたかったのは、普段の生活ではいろんなリスクが潜んでいます。それらの危険がいざ現実化した場合は、今回の例では自動車事故ですが、その時にあわてないためにどうすればよいかです。

まず、現場であわてないためには

一人で考えない

家族、友人等々の知り合いにまず相談

です。

知り合いに連絡が取れない場合には

公的機関への相談、連絡

今回の事例では、交通事故の場合は警察への連絡

です。

そして、事故等で損害が出た場合、事前に準備できるもので対応する。

現在の社会では損害保険という制度が発達していますので、保険と言うリスク回避の手段を活用することです。

これらで大概の事は対応可能になります。

ただ、保険と言うリスク回避手段も万能ではありません。

ただ保険をかけておけばよいのではないのです、必要なものはなにかを必ず確認して、自分に合ったものを選択して保険を掛けることです。

今回例として使った、交通事故の場合ですと

車両保険

弁護士特約

です。

数回にわたって、身近な危険への対処を考えるというサブタイトルでお話ししてきました。

日々発生する身近な危険について、その対処方法を考えることは大事です。しかし、常にそんなことばかり考えているわけにはいきません。

この記事を掲載しているホームページの主催者である、NPO法人にいがた士業ネットにはいろんな専門家がおります。ちょっと、自分の心配事を相談してみようかな、なんて思いの方がおられましたら、気軽にお声掛けください。

FP 上松裕幸

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