【よもやまVOICE 】NO5. その1~事業承継って最近よく聞くけど・・・~

「事業承継って最近よく聞くけど・・・。」

司法書士 徳本好彦

最近,「事業承継」って言葉をよく聞きますが,
事業承継への取り組みは,実際のところはどうなっているのでしょうか?

帝国データバンク新潟支店が,
平成28年3月に発表した『2015年新潟県社長分析』によると,
新潟県内企業の社長の平均年齢は60.1歳と過去最高を更新しており,
また,県内企業の58.6%が後継者不在となっているとのことです。

業種別の後継者不在率では,「建設業」が68.3%で最も高く,
「小売業」「サービス業」がそれに続いているということです。

つまり,後継者がいないと答えた経営者が,約7割で,
「事業承継」について社長さん方は,周辺からも話には聞くものの,
自身のこととして,実際には取り組んでないということがわかります。

確かに,今は元気で,現役で,「若い者には負けない!」というのも事実でしょう。
「今そこにある危機」でない経営課題にはどうしても優先的には取り組めません。

また,事業承継に取り組めない原因の一つに,
どう取り組んでいいのか,誰に聞いたらいいのかよくわからないというのもよく聞きます。

どう取り組んでいくかについては,正しいアプローチがあると思います。
そして,それはすぐにできるものではなく,時間をかける必要があります。
社長さん方が会社を発展させて拡大するために時間が必要だったのと同様に,
発展し拡大した事業を整理して引き継ぐにも時間がかかります。

また,同業であっても会社さんごとに個性があり,一つとして同じ会社はありません。
ですから,事業承継には「既製品」はありません。
「フルオーダーメイド」で取り組む必要があります。

事業承継の正しい方法を知り,正しいアプローチを考え,実行に移す,
ということがとても大事です。

事業承継の方法には色んな組合せがあります。

事業承継の方法には組合せがあって,
会社の現状,社長さんの想い,経営環境によってどれを選択するかを考えなければなりません。

簡単に言ってしまうと,
「誰」に継がせるのか?
「どうやって」継がせるのか?
について,考えていくことになります。

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事業承継に向かうためにはどうしたらいいのでしょうか? 【つづく】

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