【よもやまVOICE】No.8 「『勤務間インターバル』とは?」

~『勤務間インターバル』とは?~ 社会保険労務士 内山雅視

写真(内山)

今回は、長時間労働がもたらす弊害に対して有効な対応とされております「勤務間インターバル」について、紹介したいと思います。

~「勤務間インターバル」とは~

「勤務間インターバル」という言葉をご存知でしょうか?「勤務間インターバル」とは、勤務終了後、一定の「休息期間」を設けることで、働く人の生活時間や睡眠時間を確保するものです。

例えば、下の図で、「休息期間」(インターバル期間)を11時間と設定した場合、前日の勤務終了時刻が23時である場合は、通常の始業時刻が9時であっても、翌日の始業時間は11時間経過した10時に繰り下げられることになります。

勤務間インターバル

(厚生労働省HP「勤務間インターバル」より)

この「勤務間インターバル」は、日々の労働の中で、必ず一定の休息時間が確保できるため、労働者の健康やワークライフバランスの観点から望ましいものといえます。

さらに、企業にとっても、かかる制度を導入していることは、従業員に対する安全配慮義務を果たしているという一つの要素になると考えられ、労働災害対策になるというメリットがあります。

また、そもそも労働者が健康で業務に励むことができる環境を整えることで企業は生産性を向上させることができるといえ、企業経営にとって大きなプラスとなるでしょう。

~助成金を活用して「勤務間インターバル」を導入してみませんか~

この「勤務間インターバル」については、「働き方改革」を推進する政府も早い段階から注目しており、本年(平成29年)2月から、制度導入に要する経費を助成する制度(職場意識改善助成金「勤務間インターバル導入コース」)をスタートさせました(要件等詳細は厚生労働省HPにてご確認ください)。

【経費の例】

①管理職に対して、外部講師を招いて、ワークライフバランスに配慮した働き方を推進する研修を行うための費用

②勤務間インターバルの導入を行うために、社会保険労務士に就業規則の作成・変更を依頼するための費用

③勤怠管理のソフトウェアを導入するための費用

この制度では、制度導入にかかる経費の3/4を助成してもらうことができ、費用の負担を軽減することができますので、ぜひご活用ください。

2017/4/20 社会保険労務士 内山雅視

NPO法人にいがた士業ネット 専務理事・事務局長

新潟第一社会保険労務士事務所 代表

株式会社コモンズ 代表取締役専務

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です